コロナビール生産停止!?風評被害と一言で済ませない現地での事情も

2020年4月6日月曜日

雑記

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「なんでや!コロナビール関係ないやろ!」

このニュースを聞いて一番最初に浮かんできた言葉がこれでした。

僕はてっきり風評被害を受けて生産停止になったのかと思ったのですが、そうではないと報道されているとこともあります。


コロナビールはなぜ生産停止になったのか





上記記事によると以下のように書かれています。


新型ウイルスと同じ商品名だったことにより、売り上げが落ち込むような影響は出ていないという。コンステレーションが扱うビールの売上高は今年1~3月に前年同期比8.9%、特に3月1~3週は同24%の伸びを示した。特によく売れた銘柄がグルポ・モデロのモデロとコロナだったという。

引用元:コロナビールの生産が一時停止に、新型ウイルスの感染拡大で メキシコ

これを見ると風評被害で生産が停止したという感じではないですね。

風評被害どころか買い支えようという動きさえあったとも聞きます。

個人的に夏のビールといえばコロナビール!という感じなので、夏までにコロナウイルスも落ち着けばいいなと思っています。

音楽イベントで体を揺らしながら、友達と飲むコロナビールは最高と言っても過言ではないですね。もちろんライムは添えてもらいます。

ただやっぱり同じワードなのでなんとなく遠慮してしまう人が居るのも分からなくないです。

実際に海外のメキシコでこういう意見もあるようです。


風評被害?絶対に買わないが3割強




上記記事にはこのようなことが書かれています。


コロナビールは「コロナウイルス(ビールス)」と発音が似通っていることから風評被害も出ていた。CNNスペイン語版によると、主要市場の米国での世論調査では、コロナビールを「絶対に買わない」とした消費者は38%、「公共の場では頼まない」としたのは14%に上った。

引用元:「コロナビール」生産停止へ 新型ウイルスで規制、風評被害も―メキシコ

風評被害はなかったと書いたばかりですが……あれ?

思いっきり売り上げに関わるのが四割超えてるやんけ!なんでや!

本音と建て前というやつなのか、買い支える運動に助けられたのか、結果的に売り上げを見れば「風評被害はなかった」ということになるんでしょうか。


引用にある発音についてですが、英語だとビールの発音は(ビア)ウイルスの発音は(ヴァイラス)って感じになります。

メキシコで使われているスペイン語でビールはセルベッサと言いますが、英語でのビールを発音すると(ビル)となるんですね。

引用元にもあるようにウイルスの発音はビールス、つまりコロナビールはまんまコロナウイルスと言っているように現地の方は聞こえてしまうということなんです。

発音の違いは多少あれど、確かにこれだけ似ていれば買い控えたい気持ちも分かりますね。普通にコロナビールの話をしていたらウイルスの方と勘違いされたり……なんてこともあるのかもしれません。


本当は政府要請で停止 必要不可欠でない産業は活動を延期




実際のところは風評被害など関係なく、政府の要請を受けて生産停止になったようです。また、ビールを作る際にできるアルコールを使って殺菌ジェルを30万本寄付する予定で、コロナウイルスの対策にも貢献する姿勢を取っています。


なぜなのか調べることは大事だと感じた


今回のコロナビール生産停止について調べて、それは「なぜそうなったのか」調べることの大切さを痛感しました。同じ報道でも所が変われば微妙に内容が変わってくる。

最初に「なんでや!コロナビール関係ないやろ!」だった僕が、記事を書き終えるそうな今は「メキシコの人たちの気持ち」を考えるようになりました。

実際に調べなければ「コロナウイルスとコロナビールの発音が似ている」ことなんて分からなかったし、一方的に単なる風評被害として捉えたままだったと思います。

1日も早い事態の収束を願いつつ、現地の人たちがまた楽しくコロナビールを飲めるようになればいいなと思います。

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