©小坂泰之(秋田書店)/海野高校ていぼう部 |
放課後ていぼう日誌を見て釣りを始める人も増えるかと思い、
この記事を書きました。
この記事は
釣りを始めたての方
釣りのことを知りたい方向けです。
釣りの技術面のことではなく、
「知っておいた方がいいこと」に重点を置いて紹介していきます。
「ここはこうだと思う」や「これも必要では」というご意見がありましたら、
いつでもお知らせください。
随時リライト・追記していきます。(最終更新2020年5月12日)
魚も生き物 食べる数だけ持ち帰ろう
クーラーボックスいっぱいの魚 |
沢山釣れても、持ち帰りすぎに注意しましょう。
魚も生き物です。持ち帰れば持ち帰るほど数が減り、
その分繁殖の機会が失われる訳です。
小さすぎるものは逃がして、食べる分だけ持ち帰りましょう。
また持ち帰らない魚をコンクリートの上に置いたりしないようにしましょう。
特に春夏は熱せられているので、それだけで魚は火傷します。
逃がす魚には極力ダメージを残さないことが大切です。
根魚(ロックフィッシュ)は特に注意
カサゴ(ガシラ) みそ汁に入れても美味しい |
俗に言う根魚と言われる魚たちは特に注意が必要です。
この魚は回遊することがなく、テトラッポッドなど一定の場所に住み着く魚です。
メバル 個人的には煮つけが好きです |
持ち帰りすぎると成長が間に合わず、生息数が減っていく結果になります。
実際に根魚が釣れなくなった堤防の話を聞いたことがあります。
アイナメ 一度しか釣ったことありません |
気を付ける基準としては
- 15cm以下は逃がしてあげる
- 卵を持っている魚は逃がしてあげる
- 持ち帰るのは食べる分だけ
大きさを測るためにメジャーなどがあると便利です。
アロハのハンドサインを予め測っておき、それで測る「手尺」という方法もあります。
魚に針を飲まれてしまったら
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釣りに慣れない内は魚のアタリが分からず、針を深く飲まれることがあります。
そうなると素手で取り外すのは至難の業です。
そういう時は針はずしや釣り用のペンチを使いましょう。
自分もペンチは常備していますが、魚の口の奥まで届くので非常に外しやすいです。
完全に針を飲まれたら持ち帰ろう
完全に針が飲まれてしまったら、まず取り外すことはできません。
取り外そうと苦戦している間にも魚は弱っていきます。
完全に針を飲まれた魚は持ち帰り、美味しくいただきましょう。
釣りが禁止されている場所がある
法的に罰せられることもあります |
様々な理由で釣りや立ち入り自体が禁止されている場所があります。
多くの場合は看板などで警告されていますが、
そういった表示が無い場所もあるので、事前に調べてから行きましょう。
ネットに載っている情報は古くなっている場合もあるので、
複数の情報を見比べると良いです。
釣り人のマナーが原因で禁止になった場所もある
釣りが禁止になった経緯に釣り人のマナーが原因の場所もあります。
ごみは持ち帰り、サビキなどで汚れたら海水で流すと良いです。
釣り場を汚さない・地元の人に迷惑をかけないことを心掛けましょう。
漁業権にも注意が必要
特定の海産物は漁業権で守られており、
許可なく持ち帰ると密漁になってしまいます。
釣りや潮干狩りで該当するのは以下の通りです。
- あわび・さざえ・とこぶし・あさり・岩ガキ等の貝類
- タコ
- イセエビ
- ウニ
- ナマコ
また場所によってはタコなどが許可されている所もあるので、
こちらも事前に調べておくことが大切です。
危険な生き物と遭遇することがある
©小坂泰之(秋田書店)/海野高校ていぼう部 |
釣りをしていると危険な生き物を釣る機会があります。
知らない魚などは素手で触らないようにしてください。
ここでは代表的な生き物を簡単に説明します。
アカエイ
既に誰かが尻尾を切り落としている場合もある |
尻尾に鋭利な棘があり、長靴なども余裕で貫通します。
ゴンズイ
群れで居るので釣れ始めたら場所替えが吉 |
背びれと胸びれに毒針を持っています。死体を見つけても触ってはいけません。
アイゴ
実はまだ一度も釣ったことがありません… |
背びれと胸びれに毒針を持っています。死体になってもまだ毒はあります。
キタマクラ
食べたらマジで死にます |
カワハギと似ていますが、フグと同じ毒を持ちます。食べてはいけません。
もしもの時のライフジャケット
着衣での入水は本当に危険です |
どんなに慣れた人でも落水することがあります。
そんな時にライフジャケットを着けていれば助かる可能性は大幅に上がります。
購入の際は桜マークの付いた国産品を選ぶようにしましょう。
最初のうちは一人では行かない
©小坂泰之(秋田書店)/海野高校ていぼう部 |
足場が整備されていても、自然の中に居ることを忘れないでください。
浅くても溺れることはありますし、思わぬ怪我をする可能性もあります。
慣れるまで複数人で行くことで不測の事態も安心です。
もし実際に釣りへ出かけるなら、
海ならサビキ・ルアーなら管理釣り場がおすすめです。
サビキはアタリも分かりやすく、
管理釣り場なら足場もよく、釣り具もレンタルできます。
ここまで少し怖いことを書きましたが、釣りの大半を占める感情は「楽しい」と「悔しい」です。
気を付けていれば「怖い」となることは殆どありません。
この記事が釣りを始める人の役に立てば幸いです。
放課後ていぼう日誌をまだチェックされていない方はこの機会に是非!
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