危ないくらいがちょうどいい 芸人ワーキング西という男

2020年5月7日木曜日

雑記

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ワーキング西と監督の鴨川氏


数年前、友人の自主制作映画の音楽を担当したことがきっかけで、僕は「ワーキング西」という男と知り合った。当時の彼はヒョロっとした好青年で、まさか「自転車相手に興奮するド変態」だとは思ってもみなかった。

この記事は芸人ワーキング西を個人的な偏見と共に、画像を無断転載して紹介するものである。(※問題がございましたらご連絡願います)


ワーキング西とはどんな芸人か




いわゆる「若手芸人」に属する彼だが、お笑いを始めたのは高校生の頃からと存外キャリアは長い。2008年からハイスクールマンザイという全国規模の高校生の漫才コンテストに出場し、2009年に十番ロック(とうばんろっく)というコンビで見事優勝している

以前は名古屋を中心に活動していたが、東京に拠点を移してSMA HEETに所属している。ソロでの活動もしているが、現在はうさぎぴょんぴょんズとうコンビを組んでいる。活舌が悪い。


アバンギャルドな芸風がツボにハマる


鴨川氏との撮影の際の一コマ

個人的な感想になるが、彼の芸風はみんなが笑えるものではないと思う。正月に家族そろって居間で見るお笑いではなく、半地下のライブハウスで目の焦点が合っていない黒髪パッツンゴスロリ少女が涎を垂らして見ているイメージだ。

音楽で例えるなら中高生が聴いているJ-POPではなく、魔ゼルな規犬とか筋肉少女帯のサブカルチャーな匂いのするものになる気がする。そうだ、彼は圧倒的にサブカルなのである。ネタ中に皇居に向かって万歳する芸人は彼と鳥肌実くらいだろう。




彼の単独ライブを2度見たことがあるが、ネタを見るというより観劇しているという感覚が強い。様々な設定を演じ分け、非常にパワフルかつシュールな展開が個人的には大好きだ。

もし上記の動画を面白いと思い、ラーメンズのような少し正道から外れた舞台チックなネタが好きならば、間違いなく彼のお笑いはあなたの胸に刺さるはず。


表現方法としてのお笑い 単独ライブはマジでおすすめ


ネタ中のワーキング西

東京での単独ライブで音楽を担当させてもらった際、打ち合わせで一緒にお酒を飲んだことがある。彼は非常にストイックでアーティスト的な側面があると感じた。

自身の表現方法としてお笑いを選び、伝えたい世界観がひとネタでは収まらないのだろう。だから単独を見た後に奇妙な納得感があるのだと思う。この点も前述した観劇しているという感覚になる要因の一つかもしれない。

DJが選曲をして1時間プレイする。それを一通り聴いて「ああ、いいプレイだったな」と思う感覚に似ている。曲一つ一つではなく、全体を通して聴くことでDJの持つ世界観や個性が見えてくるやつだ。

複数の芸人が出るライブでやるネタも面白いが、彼の真価は単独にあると個人的に思っている。興味があれば是非単独ライブを見に行ってほしい。


会社の同僚や上司に絶対おすすめできない芸人


ヤバい人の雰囲気をもつワーキング西

人には言えない趣味の一つや二つ、誰でも持っていると思う。大手を振っておすすめできない芸人、それがワーキング西だと思う。彼のネタは動画で上がっている数も少なく、主に文章でしか伝えられないのが非常に心苦しい。

ネタ中に飛び交う不謹慎なワードや彼の表情一つ一つが「ヤバい人」を連想させるが、本人は至って普通なひだまりスケッチが好きな青年である。だから安心してライブを見に行ってほしい。


ワーキング西
https://twitter.com/workingnishi



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